空き家問題に挑むサイト(www.akiya-baikyaku.tokyo)でマンション住戸の空き家問題にふれています。空き家と言えば土地付き一戸建ての家が思い浮かぶと思いますが、マンション住戸も住宅ローンで高額な表示金額より更なる高額の「返済総額」で手に入れた資産です。高層マンションの資産価値ばかりが耳目を集めていますがマンション住戸にも空き家問題があります。土地付き一戸建ての家とは違った問題が出ています。マンションは「集合住宅」です。さまざまのひとが集って住まうために多くの住戸が一棟の建物にまとられています。そのためにその建物を「住民みんなで」保守修繕管理していくことになります。そのために修繕積立金という負担があります。マンション暮らしでの修繕積立金は、将来の建物保全修繕のために毎月積み立てられています。マンション住戸が満室でないと当初の計画に必要な金額が集まりません。だれも住んでいない空き家(空き住戸)が出てくると修繕積立金の不足がジワジワとその建物を蝕んでいくことになります。それを防ぐには各住戸の負担額を増額していくことになります。マンションは個よりも全体の都合が優先されています。